債権回収は難しい

債権回収は債権者の権利ですが、あまりにも強引なやり方をしたり、悪意のある言い回しや高圧的な態度で請求することで債務者が気を悪くしてしまうことは多いものです。通常の商売や営業を行っている場合には、取引のルールは常に守られており、得意先、お客様として良好な関係を築いています。しかし、支払いの遅れがあったり、それを放棄して連絡を絶ってしまったりといったトラブルが起こるとその関係は急激に悪化します。

その関係の悪化の原因としては、債権回収を強引にしようという意図が明らかになった文書や強硬な手段での取り立てなどがあります。債権回収を望む場合には、初歩の段階として内容証明郵便を使った証拠に残る請求が行われることが多いものです。内容証明郵便には債権を証明する意味合いとともに、その後裁判などで争う意図を感じさせるためにも使うことがあります。これは支払いを急がせるために役立つこともありますが、相手に嫌な思いをさせてしまうこともあるのです。

こうした相手の気持ちを考えないやり取りは取引相手との間柄を悪化させて、その時の債権回収が上手く行ったとしてもその後の関係の継続は難しくなります。また、内容に問題がある文書が証拠として残ると、債権者の状況が悪くなり、債権回収にも不利になることがあります。そのため、債権回収の方法は慎重に検討して行うことが必要となり、法的にも正しいものを利用することが大切です。